【その他】~スマホと向き合う現代っ子~

中学受験論

先日、塾の同窓会?的なものに参加してきました。

?がついているのは、卒業生たちの集まりなのですが、学年もバラバラで初めましての人間もいるレベルなので、同窓会とは少し違うな~という意味です。

こういった学年をまたぎ、知らない間柄でもSNSなどを通して集まりをもつことができるのは現代ならではですね。

そういった集まりなので、現在は多方面に散らばって活躍している卒業生たちなのですが、塾の同窓会なので、当時のトークに花が咲きますし、世代を超えて「先生」という共通項でつながるのは容易に想像できるかと思います。

楽しい時間ではあるのですが、その中で、スマホについても話題にあがったので少し書いてみようかと思います。

スマホをいつから持たせるべきか?については以前も書きましたが、実際に大学受験に成功した(行きたい大学に行けた)組、おおよそ思い通りにいかなかった組のスマホに対する考え方は同じでしたね。

どちらの側にいた卒業生も

わかっちゃいる…が共通項でした。みんなそれなりの高校に進学していますから、スマホ時間がいかに時間の浪費かは理解していました。しかし、ここからご想像通り

わかっちゃいるからやめられた側

わかっちゃいるけどやめられない側

に分かれます。

まずどちらに行くかの1つ目の分かれ道はこれまたご想像通り、意思の強さです。

これについては、現代病という言葉がぴったりだと思っていて、いちパパが今の時代に高校生していたら、たぶん、ダメ側に入っていたと思います。依存までいかないにしても、勉強時間は確実に減っていた気がします。

この点においてはスマホが高校生の手元にあるのが当たり前の時代に生まれなくて良かったと思うくらいです。

閑話休題

意思の強さについてはどうしようもないところがありますが、高校進学後にできた友人の影響はあるのではないかなぁという感想は持ちました。特に彼氏、彼女トークになると、意思の強い、分別のついた彼氏彼女ができた人は良いほうに向かう…とか。でもこれもお互いの性格の問題があるので絶対的ではありません。やはり意思を強く持てて取り組めた子に明確な傾向、共通項はありません。

さて、次の2つ目の分かれ道。やめられない側に進みそうなところをやめられた側に方向転換できたパターン。

#大半の方はこちらに興味があるはず

結論:物理的に切る

以下はそのとき話に出てきた実例です

〇SIMなしのスマホに切り替える

→Wi-Fiがなければだめで、自習室にフリーWi-Fiはないし、電車の中もない。勉強することが必然的に…です。でも家に帰れば使える。(最近は電車や図書館もフリーWi-Fiあることが増えてきたのでどこまで現在も通用するかは不明)

〇家に帰ると金庫がある。

→面白かったのは、金庫にいれる前に、友達に「金庫に入れた」という報告LINEを送りあうという。仲良し同士で遠隔的に頑張れた例ですね。これはそういう遊び心に共感できる友達ができたことがラッキーとも言えます。

〇学校にもっていかない

→これ、ずいぶん違うらしいです。クラブの遠征?の時などは別にして、普段学校に行く、クラブする、のいわゆる日常では学校にスマホを持っていない。

どのケースにしても「親」が何かを言ってそれを実行したケースは皆無でしたね。これが唯一の共通項かもしれません。笑。やはりこの年頃は「親」が何を言ったとて素直に聞くことはないなぁという感想です。

現代も悪くないな~と思ったのが、例えば、スマホの無い時代。結構不真面目に過ごしていた子が突如エンジン全開で元々の地頭の良さを生かして、それまで真面目にやっていた子を一気に捲るなんてこともありましたが、その「突如目覚める」を明らかにスマホが邪魔をして「目覚めさせない」になっている。そのため、真面目に取り組める性格の子が上手く自分の第一希望に進める。これはスマホのリテラシーが整っている子の方がその後の社会でも上手く生きていける(非認知能力)気がするので、現代のスマホも真面目な子が成功しやすくなるという点では悪くないのかな~という意味です。

#使われる側になっていることに気づくか気づけないか

精神的にせよ、物理的にせよ15歳~18歳の時期はスマホとの向き合い方が大学受験に成功するか否かのカギになっていることは卒業生の話からも間違いありません。

日本の大学、しかも難関大にいわゆる一般入試で進学する以上、高校の3年間は人生で最も「科目を強制されて」勉強する期間なのです。

いちパパが今回、いろんな話を聞く中でわが子がどうなるかなんて今考えても仕方ないと思いつつ、これらの兆候を親としてできるだけ早めにキャッチはして見えないように環境整備してあげられれば…と思った次第です。

さて、本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。


タイトルとURLをコピーしました