最近、15年前の健康保険料や厚生年金の掛け率などを見る機会があり、知ってはいたけれど子育てするとこのステルス値上げはきついなぁと実感したいちパパです。
#経営を経験したことある人なら尚更
さて、今回のテーマはずばりお金です。金融リテラシーといってもいいかもしれません。
これについて、昔の日本であればアンタッチャブルな側面があったことは否定できません。現にいちパパも祖父母からそれとはなしに「貯金」が最良。的な話を何度か聞かされ、そういうものだと思ってました。
が、現代において日本の銀行で日本円で銀行預金などもはやギャグの世界です。
#増やすという観点から
今回は人によってはまだまだ金融的なものに消極的な方がおられるのは承知のうえで、いちパパは積極派です。その前提であるきっかけがあったのでこれを書こうと思いました。
先日、会社でアルバイトの採用面接がありました。いちパパの会社は接客業とかではないので仕事内容も事務的で何人もアルバイトを採用するわけではありません。ですので、略歴はあんまり気にしません。今回採用した学生くんは今年から大学生(かつ有名大学)で受け答えなども問題なかったので即採用となりました。
採用の連絡をして書類を書きにきてもらった際に、事務的なことを伝えてたうえで給与を振込む銀行口座が必要だと伝えました。たぶん学生だから自分専用の口座はまだ作ってないのかなと思い
「銀行の口座を作ってもらう必要があります。たぶん、まだ自分用の口座を持ってないですよね?」と尋ねたところ
「いえ、持ってます」と。「お、すごいね、もうどこかで使ってたの?高校生のときはアルバイトしたことないって言ってたけど」
で…その〇〇くん曰く
「いえ、NISA始めようと思ってて…」
お、おおう…いちパパが18歳のときなんてもちろんNISAなんてなかったけど投資=怪しいお誘いくらいの感じだったぞ…
大学出て社会人になってから本読んだり経営して小規模共済など節税について学んだりいろいろして今があるのに…
「へ~もうそこに興味があるんですね。周りもそういう人いるの?」
「高校のときは周りとあんまりそういう話はしなかったですけど、大学入ったら結構みんな興味持ってて話が盛り上がったりしましたね。」
うちの子もその大学行かないかな…〇〇大学(超有名)…いや大学じゃないな、そういう友達に恵まれんかな…
「さすがですね…受験勉強ガチガチでしないと合格しないレベルの大学行って、すでに金融に興味ある人間がそれだけいる。賢さの種類は違うけれど、金融を難しいとか感じて踏み込まない人が多いですからね」
などなど、その後、お仕事の話に戻り彼がシフトで入る日は隙間があれば大学の様子などを聞いたりして楽しんでます。
#もちろん業務はしっかりしてもらってます
#うちの会社はアルバイトさんも6時間超えれば休憩が必ず付与される(法令通り)
前置きが長くなりましたが、彼と話をしているとどうやら、親御さんが祖父母や親戚からもらう節目ごとの祝い金やお年玉などについて、そういった「投資」について話す機会が多くあったらしく、それで興味を持ったと。
で、いちパパが一番興味のあった、「そういった話をいつ頃から聞いてたのか?」という問いには
「はっきりとは覚えてませんが、中学に入るころにはぼんやりそういったお金の使い方もあるんだと知ってました。」と。
小さいことかもしれませんが、ここでお金の「使い方」と彼が言ったことは非常に刺さりました。本人はたぶん何も意識してないと思いますが、「貯める」でも「増やす」でもなく「使う」…なるほどなぁと。
彼がいわゆる投資についてどこまで深く動いて、上手になるかはいちパパにもわかりません。でも、多くの人が動かない中、彼は動いています。
想像の域を出ませんが、親御さんは別に何かを意識してご本人に話していたわけではないと思います。でもそういった日常の会話がとても大事だと思わせてくれるエピソードです。
もうちょっと子育て論に寄せて書くと
興味を持つだけでなく実際に子どもを動く子として育てられるか。
これはマインドの問題なので「お金をかけずに~」とリンクするものだと思います。
お金をかけて、その比例としてそういうマインドが育つなら課金ゲームですが、残念ながらそうではないと思っています。逆に言うと、お金なんてかけなくてもそういうマインドは身に着けられるということです。
本を読むにしてもブロックを積むにしても子どもたちの根源は「興味」です、そして幼少期の方が怖いもの知らずでどんどん動いていきます。年を重ねると経験が邪魔をします。だからこそ年齢を重ねても「動く人」は社会的に上に行くことが多いです。もちろんそれだけ失敗もしますから、いつも動くことがいいとは言いません。でも動かないとプラスには転ばない。だからこそ幼少期にどれだけ投資(お金をじゃぶじゃぶ使うって意味ではないです)をして「まず動いてみる」ことが大事だと伝えられるかが肝要だと再確認した一幕でした。
本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。
ちなみに、新NISAが始まるときに読んだ最初の本です↓