量をこなして限界を知る前に効率を考える現代にドロップキック。いちパパです
#ミスチル
#わかる人にはわかる
今回は、ちょっとしたご縁で(本当に偶然)某お方とお話をする機会をいただき(教育関係者の方です)、ちょっとした子育て話になり、許可を得て書いてみようと思ったこと。
ほめ続ける教育も、𠮟りつける教育も結局はイノベーションを起こさない
という話をいただきました。某お方はこれ以降、A氏としたいと思います。
A氏は現在年収3,000万円超え、年齢は50歳前半。お子様は男の子ばかり。
A氏はご自身で「昭和の頑固おやじ」と称しており、家に帰ると廊下にランドセルがおいてあれば怒号とともにランドセルを外に捨てる(実話)ような父親だったそうです。ご自身はお仕事については年収が示す通り、かなりのツワモノで、これはA氏の周りにいる人たちも声を揃えて「ちょっとモノが違う」というレベルです。
A氏のご子息はこのブログで発信したい「お金をかけずに賢い子を育てる」という中身とは相いれず、全てのお子様がお金はかけたが学力は…状態です。
ただし、そういった厳しいご家庭で育てられたのでどのご子息もきちんと就職され、就職先ではかなり重宝されているとのこと。なぜなら、メンタルが鬼だから。
A氏曰く「それ、今の時代だとパワハラにならないのか?」
ご子息「怒られた気がしない。お父さんの方がもっと怖かった」
で毎回終了するそうです。ここだけ聞くと、良い青年に育ったような気がしますが、A氏曰く
「臨機応変さが全くない。何かを生み出したり、まとめたり引っ張ったりする力はない」
とのこと。そこから
「叱って規律を植え付ける子育ては昔の日本であればこれで十分に幸せな人生が遅れたかもしれないが(たぶん企業がしっかりしていて終身雇用があるからだと思う)、今はそうではない。転職もする可能性があるし、何より自分で考えて決断して行動できないといつまでも会社にしがみついている時代ではない」
という話になり、さらに、
「近所にとても優秀なお子さん(学歴ではなく、前述の考えて決断し0→1の動きをできるという意味)をご兄弟姉妹で育てられたご家庭があって(A氏の近所なのでそこそこの経済的余裕があるご家庭と推察される)、そのご家庭と話をしているとほめ続けることもしないんだそうだ。いちパパくん、ほめて伸ばすは良いかもしれないが褒め「続ける」は違うというのを聞いて、なるほど。と膝を叩いた話があってね」
と。
「そのご家庭では叱るもほめるもほどほどにとにかく口を出さずに本人が何か決断するまで待つことを夫婦で心掛けたそうだ。特に小さいときに。」
ここについてはいちパパも同意で、多くの子どもを見てきて、優秀なお子様を育てられたご家庭の保護者の方は大なり小なりこういったことにつながる話をしていました。
もちろん、手法として画一化できるものではないのですが、親としての心持の1つとして幼少期は大事にしたいことかもしれません。
A氏は教育関係者とはいえ、教育評論家でもなければ、教育の現場で辣腕を揮ってるわけでもありません。とはいえ、業界関係者ですから現在の教育のあれこれに造詣が深いのは言うまでもありません。
1つ前のブログで発達障害について書きましたが、その身内の親もその子の否定はしなかったし、もしかしたら「待つ」ということができていたからこそ、その身内は今、社会の中で生きていけてるのかもしれません。
よく籠の中で育てられると世間の荒波にやられてしまうと言いますが、現代なんてまっとうに育っても文明社会そのものの変化(荒波)が激しすぎて5年前の知識はもう使い物にならないです。そういった時代の中で自分で考えて決断し行動できる子育てができれば親として安心できるのではないかと思いました。
今更ながら、その昔、保護者の方に言われた一言が蘇ります
先生、親なんて先に死ぬんです。そうでないとダメなんです。親が子に生きてる間に残してあげられるのは教育だけなんです。
これ、いちパパにとって強烈すぎて…一言一句間違ってません。もちろんこの言葉の前後には色々あったんです。ですからこの言葉のみを切り取ってもいまいち重みは伝わらないかもしれません。でもいちパパが塾経営を辞めた後もこうやって少しでも教育に興味をもってもらう人が出てきたらと思い、ブログなんぞを書いているのもこの言葉の影響は少なからずあると思っています。
すみません、最後は本編とは全く関係ありません。
それでは本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。