花粉症っていつごろから流行りはじめましたっけ。花粉症は目からくるいちパパです。
さて、今回は子育てをほぼ終えられた保護者の方のお話を。結論などがない日記程度の回なのでそういった感覚で読んでいただければと思います。
お話を伺った方は男の子二人のご兄弟で、上の子が地元トップ公立高校~大阪大学(1浪、理系の学部)へ。下の子がスポーツ三昧でスポーツ推薦で関東の某強豪大学へ。というお方。
幼少期の子育て論でいくと、上の子はこのブログでも取り上げている積み木やブロックについてはやはり興味を示すことが多かったと、逆に下の子は上の子の物のお下がりが多く、何に興味を示してのめりこむかなどを見る機会、また興味を持ったものを買う機会が少なかったとおっしゃっています。
#年齢が近い兄弟あるある
積み木やブロックがどこまで「お金を~」に影響力があるかは研究者ではないのでわかりませんが、現場の感覚ではやはり積み木やブロックに触れている(興味を示す)子が「お金を~」に多いと思います。それはこれまでのブログでも触れてきました。
閑話休題
そのご兄弟について保護者の方は、「兄は確かに学校の成績は良くて、手はかからなかったけれど、いざ子育てを終えてみて成人した息子たちを見ていると、弟の方が世の中を面白く生きていっているので子育ての正解はわからないもの。」とおっしゃっていました。
別にお兄さんの方が社会になじめなかったわけではないのです。あくまで母親目線で「面白く」ですから。でもこの話を聞くと、非認知能力ではないですが、生きていくのに必要な力は学力だけでは決まらないなぁと。できれば我が子も「面白く」人生を送ってもらいたいと思った次第です。
面白いに定義は人によってさまざまでしょうから。ここでは「基本的に毎日が充実している」とします。サラリーマンであれ経営者であれ、社会人であればマイナスな場面に直面することは必ずありますが、それも含めて充実しているという意味で「面白い」という言葉で書きたいと思います。
#いちパパは両方経験者
世間一般的な見方としては大阪大学に進学した兄の方が…ですよね。もちろん、いちパパも学歴はあればあるだけいいと思っています。ただし、それは大学をどの方向で進んでそれをどう自分に有利に使うかによって変わると思っています。
極論の例になりますが、大阪大学の外国語学部英語科を卒業しても在学中、留学など含めて使える英語を身に着けなかった学生と関西大学の外国語学部を出て使える英語を身に着けた人材だとその先は後者の方が有利に働きます。
#関西ローカルネタですみません
#かかるお金は別問題
ですから、面白くといっても難関国公立大学に進学できれば面白くが待っているとも限らないのです。
#経営者の素質がある方は学歴不要
先述のご兄弟でいうと、弟さんの方はコミュニケーション能力のかたまりで、監督の方含め周りに自分の意志をはっきり伝え、場の空気を読み取り、そして何よりお母さまがわが子ながら…の自慢として、「すべては自分次第」という考え方がしっかりとあり、かつ行動力があるということをおっしゃってました。
#相対的に兄は頭でっかちなのではと予想
ここなんです。賢いというのはもちろん学力的に賢いにこしたことはないのです。仮にサラリーマンになるのであればそれはもう何をどう言ったとて学歴があった方がいいにきまっています(日本しか知らないですが)。もちろん今の時代学歴は終身雇用を保障してくれるわけではありません。でもキャリアを積む時点でスタートラインをどの高さに設定できるかは残念ながら学歴にある程度左右される現実があると思っています。昔ほど〇〇という会社は京都大学卒業閥があるという話は聞かないですが。
それがなくても十分に面白く生活することができる時代ともいえます。それは件の弟さんの話を聞いていても感じます。
無敵なのは学歴もあるコミュ力おばけ(失礼)の人なのでしょうが、そういった人はたぶん企業や日本の枠にとらわれない気がします。
では学歴的には厳しいとしても、面白く生きていくという観点からいくと、どうすればいいのでしょうか。
お母さま曰く
「モノという意味では新しいものを買うこともなかったですし、基本ほったらかしでしたね…今思うと次男には申し訳ないな~と思います。ただ、兄のときにできなかった言葉、会話の中で次男の思っていることはできるだけ聞くようにはしてました」
と。1つ正解ではないかなと個人的に思っています。指示型ではなく双方向型とでもいいましょうか。幼少期から会話の先回りをせず、子どもが子どもなりの言葉で一生懸命話そうとしていることを待って聞く。
いちパパも経験がありますが、子どもが〇〇を言いたいんだろうなと感じると先回りして
「〇〇ってこと?」と会話の途中で差し込んでしまう。
それを子どもが何かを言い切るまでしっかり待てる。これは幼少期しかできませんし、そこには子ども自身が将来、面白く生きていくための何かがあるのではないかと思っています。
というわけで、大阪大学進学は幸せか…いや、幸せですよ、高いスタートラインを設定できるので。でも、そうじゃなくても幼少期の子育て次第でそれ以上の幸福感を子どもが得ることもあるということですね。
本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。