そうめんってなんで冬食べる機会が減るんだろう。冬でもおいしいものはおいしいのに…とそうめんをゆでながら思ったいちパパです
本日は、少し辛めの話を
今回の難関大とは旧帝+一橋+東京科学(旧東工大)+神戸大として、
難関大への可能性はもう高1でほぼ決着ついてるよ
高校入ってからの頑張りで~って夢見るのはそこそこにしとかないとね…的なお話。
総合選抜のような学力以外の要素が多分に入ってくる入試形態でなく、あくまで共通テスト→二次試験の流れの入試です。
これは中学受験組も高校受験組も関係ないと思っています。
例外があるとすれば中学受験組で開成や灘などトップオブトップで理系科目の変態さん。
さて、なぜ高校1年でほぼ決着がつくかというと…
例えば、大阪には北野高校という公立で京都大学合格者数(現浪合わせてですが)全国1位を誇る名門校があります。ですが、彼らは北野高校に行ったから京都大学に受かったわけではないのです。そのレベルの子が峻別されて北野高校に集まっているので当然の帰結なのです。
ここで誤解をしてもらっては困るのですが、じゃあ奈良県の郡山高校だと入学時点の学力は北野高校に比べてはるかに下だから難関大進学は難しいのか?
そうではありません。高校1年で「ほぼ」というのは
進学先の高校がある程度のレベルに達していれば高校入学後の本人次第で難関大も狙っていけるのですが、そのある程度を下回っている学校に進学しているにも関わらず
高校入って頑張るっす!
理系いくっす!
は、将来、受験産業の養分となり、日本経済を回すのに少し貢献するだけで当人には何の効果もないというアッチョンブリケな結末が待っています。という意味です。先述の郡山高校なんかは十分ある程度以上の学力の生徒さんがたくさんおられる高校です。
#不適な子にとっての予備校はハイエナ。
#始まる前から犯人がわかっている推理映画くらい空しい
#ある程度以下の学力でいける私大理系のその先に待つのは…
子どもの可能性を~とか、決めつけは~とか、どこかから聞こえてきそうですが、
現実
です。もちろん、どこにでも例外はあります。が、原則や基本があっての例外です。例外が先に生まれるわけではありません。
競馬の世界の例で言うと、安藤勝己騎手が武豊騎手のすごさを語るうえで、勝つ力のある馬をきっちり勝たせられる。これがどれだけすごいことか。
とインタビューで回答されていました。
#すみません競馬わからない人にはわからないネタで
置き換えると、難関大に受かる力がある人を受からせるノウハウは学校(特に私立高校)ごとにある。と言えますし、反対側から読むと、そもそも難関大に受かる力がない人は誰(学校)がコントロールしても受かるようにはならない。となります。
これは実に現実に沿った話だなぁというのが感想です。
じゃあ高校1年生の時点でなんでそんな差が出るのかって…それは
学習姿勢の差=進学する高校
だからです。高校受験の内容は本人の能力の差が出にくいレベルです。例えば高校入試や中学受験内部進学で高校1年時に学校で上位にいために必要な学力はレベル5くらいまで習得できれば上位に顔を出せる(最大レベル100とします)ものです。そして、子どもたちの能力が努力を重ねても5まで届かないことはほぼありません。ところが現実はレベル3までの子どももいますね。サボってレベル1の子もいるでしょう。
もうこの時点で勝負ありなのです。高校1年時点でレベル5まで努力できない状態の生徒さんが高校1年生になってレベル10~100までのものが一気に降ってきて処理できるわけがないのです。
つまり、学習する姿勢に差がありすぎるのです。一定程度の学力を備える高校に進学、もしくは中学入試組で入学後高校1年時に上位に顔を出す生徒さんはその姿勢があるので上積みを見込め難関大へ向かうことも視野に入りますが、ある程度以下の高校に進学すると
本気出すっス!
と宣言したところで、木の枝で熊は倒せんのです…
そして養分へ
そういったわけで、15歳の挑戦は実は長い目でみたときにその先を大きく占う側面があるわけです。その15歳時点で「良い状況」になるために幼少期のあれこれは大切っていうのに結局つながるのですが。
ただ、今回のはあくまで難関大ベースの話でして、別に難関大が大学のすべてではないです。私大でもその後十分に日本や世界で活躍し幸せな生活を送れます。そこは本人次第なのです。ですから、ある程度の学力帯に15歳で届かなければどこかのタイミングで有名私大にしぼって科目数を減らして勉強する、指定校推薦を狙いに行く、総合選抜型でチャレンジしてみる。その方向転換さえ上手にすれば楽しい学生生活が待っていると思います。
ただし、個人的には「名前書けば合格する」レベルの私大文系はオススメできません。
さて、今回はずいぶん厳しい言葉を並べましたが、ここまでにしたいと思います。次回は雷母さんは阻害要因?でも書こうかと思います。
お読みいただきありがとうございました。